このサイトができるまで ── いちばん時間を使ったのはデザインの判断だった
このサイトは、ひとりAIファクトリーの最初の製品です。だから最初の制作ログは、このサイト自体を作った記録にします。かかったお金、ぼくが手を動かした時間、途中で起きたこと。全部そのまま書きます。
作った順番
1日の流れはこうでした。
- ドメインを取る。hitori-ai-factory.com を取得
- コードの保管場所を作る。GitHubにアカウントとリポジトリ(コードの保管場所)を用意
- AIに骨格を作らせる。サイトの構造、原稿をHTMLに変換する仕組み、文章の検査プログラム。ここはほぼ全部AI(Claude)の作業で、ぼくは日本語で指示を出して、できたものを確認しただけ
- 公開する。Cloudflare Pagesというサービスにつないで、リポジトリに変更を送ると自動でサイトに反映される状態にした
- デザインをやり直す。一度公開したあと、見た目が素人のままなことに自分でダメ出しして、デザイン案を複数比較→ロゴを作成→全面改修。実はこの工程がいちばん時間を食っています
5番は失敗談として別のログで詳しく書きます。最初に公開したサイトは、機能はしているけれど誰にも見せたくない見た目でした。
途中で起きたこと
順調だったとは書きません。事実として、4回止まりました。
- ファイルの置き場所を間違えて、最初のダウンロード(clone)が失敗した
- AIの画面ではパスワード入力ができず、認証だけは自分のターミナルでやる必要があった
- 記録に残る作業者名が、機械の自動生成名になっていた(あとで修正)
- Cloudflareの画面が新方式を推していて、使いたい旧方式の入口が画面の一番下に小さくしかなかった
ただ、正直に書くと、ぼくはこれらを「つまずき」だと感じていませんでした。止まるたびにAIに状況を貼って聞くと、原因と次の手が返ってくる。わかりにくければ、わかりやすく説明し直してもらう。あとはそれを実行するだけ。詰まりとして記憶に残らないまま、気づいたら解決している──この感覚が、AIと作業することのいちばん正確な描写だと思います。
これはぼくの場合の話です。誰にとってもそうだ、と言うつもりはありません。ただ、エンジニアではないぼくの1日の実感としては、そうでした。
実測
| 項目 | 実測値(2026年8月9日時点) |
|---|---|
| 期間 | 実質2日 |
| ドメイン取得費 | 約1,800円/年 |
| サーバー・公開環境 | 0円(GitHub無料枠+Cloudflare Pages無料枠) |
| 設定・操作の時間 | 約60分(ぼくの実測・体感値) |
| デザインまわりの時間 | 約2時間弱(ぼくの実測・体感値) |
設定・操作の約60分は、アカウント開設・認証・公開設定〜独自ドメイン接続の合計です。ぼくはこの手の作業に慣れていません。上に書いた「4回止まった」の時間も、ここに含まれています。
デザインの2時間弱は、デザイン案の比較、ロゴの生成と選定、細部の詰めの合計です。正直、こだわらなければもっと短くできます。でも、ここはこだわったほうがいい、というのがぼくの意見です。理由は単純で、AIで作ったサイトの見た目は「この人は作れる人か」の判定に直結するから。実際ぼくは凝るほうなので、ロゴの数ピクセルの調整までやって2時間弱かかりました。
注記を2つ。これらの時間はぼくが画面に向かって操作・判断した時間で、AIが作業している間の待ち時間や、AIと相談していた時間は含みません。それから、AIの利用料はここに書いていません。ぼくがAIをどう使い、月にいくら払っているかは、使い方の実際と一緒に別の記事で書きます。数字だけ切り取ると誤解のもとになるので。
何にいちばん時間を使ったか
表を見ると、機械的な設定(約60分)の倍近くを、デザインの判断(2時間弱)に使っています。作業はAIがやる。でも「どれにするか」「これでいいか」は、ぼくにしか決められない。このサイトで何度も書くことになると思いますが、AIで作るときに人間側に残る仕事は、決めることと確かめることです。初日の時間の使い方が、そのままその証明になりました。
工場は動き始めたところです。次のログも、作ったらそのまま書きます。