やったこと結果つまずき
棚の承認済み投稿を、機械がXへ出す部品を動かした8月28日に初回、翌29日から毎朝7時に無人で投稿が出ている「鍵を作ってください」と言われた鍵が、すでにあった

機械に任せるのは、棚の中身だけ

第2話で棚を「機械が読める形」にしました。この話は、その棚から機械が投稿を取り出して、Xに出すまでです。

先に、任せる範囲を決めています。機械が出すのは、ぼくが承認した作り置き(棚の中身)だけ。いま作っているものの実況、誰かへの返信、引用は、これから先もぼくの手で出します。理由は簡単で、ぼくが見ていないものが公開される経路を、1本も作りたくないからです。棚の中身は全部ぼくが承認済みなので、そこだけなら機械に渡せる。

動かす前に決めた、5つの決まり

投稿の部品を書かせる前に、AIと相談して決まりを先に固めました。

  • 出せるのは、棚で「承認済み」の札がついた投稿だけ
  • 1回の実行で出すのは1本だけ
  • 失敗しても再送しない。同じ投稿が2本出るより、1本出ないほうがいい
  • 使えるお金は月20ドルまで。超えそうなら機械が自分で止まる
  • いきなり本番にしない。まず「投稿しないで、投稿したことにする」試運転(dry-run)で回す
機械のレーンとぼくのレーン。棚の中身しか機械には渡さない。
機械のレーンとぼくのレーン。棚の中身しか機械には渡さない。

試運転は8月27日に組み込みました。毎朝決まった時刻に動いて、棚から1本選び、「これを投稿するはずでした」とだけ記録して終わる。本番との違いは設定の1行(post.live)だけです。

権限の鍵は、もうあった

8月28日の朝、本番に切り替える手順をAIに出させました。そこにはこうありました。「Xから投稿の許可(OAuth)を新しく取り、4つの鍵を保管場所(GitHubのSecrets)に登録してください」。

保管場所を開いたら、4つとも入っていました。以前に登録して、そのまま忘れていたものです。それでも手順書どおりに新しく発行して上書きしました。もとの鍵で動いたかどうかは、確かめていません。AIは「いま無いもの」と「自分が知らないもの」を区別しません。手順書は正しく見えるけれど、前提の確認をしていない。ぼくの側に「設定を疑え」という決まりが1つ増えました。

9月5日に撮った保管場所。値は見えない。「last week」は8月28日に上書きした日。
9月5日に撮った保管場所。値は見えない。「last week」は8月28日に上書きした日。

同じ朝、別の機械が2日止まっていた

本番に切り替える前に、直したものがあります。毎朝Xを検索して候補を集める機械が、2日間、エラーも出さずに止まっていました。原因は、出力ファイルを1つ増やしたときに、保存対象の一覧を直し忘れたこと。この話は別の記事に書きました → 自動化の翌朝、botはgitで死んでいた

同じ日に「止まっていた機械を直す」と「新しい機械を動かす」をやったので、8月28日は朝の時点で、この連載でいちばん忙しい日になっています。

8月28日、初回

設定の1行を本番に変えて、機械を1回動かしました。棚から出たのは、非エンジニア向けの一言解説「リポジトリ」。文字だけの投稿で、Xの画面に出たのを自分の目で確かめました。かかったお金は0.015ドルでした。

機械が出した最初の投稿。文面はぼくが承認した作り置き。
機械が出した最初の投稿。文面はぼくが承認した作り置き。

8月29日、無人の7時

翌朝は、ぼくは何も触っていません。7時に機械が動いて、記事の短報(URL入り)を投稿しました。URL入りは1件あたりの料金が文字だけの投稿と違い、この日は0.20ドルでした。月20ドルの上限の内側です。

7時1分。ぼくは寝ていた。
7時1分。ぼくは寝ていた。

ここで初めて、「毎朝1本」がぼくの手を離れました。

ts                         mode        cost_usd
2026-08-27T21:30:04+09:00  dryrun      -
2026-08-27T21:41:59+09:00  dryrun      -
2026-08-27T21:42:25+09:00  dryrun      -
2026-08-28T16:50:54+09:00  dryrun      -
2026-08-28T17:20:03+09:00  auth_check  -
2026-08-28T17:20:03+09:00  live        0.015
2026-08-29T07:01:14+09:00  live        0.2

記録の実物から、日時・種別・費用の3項目だけ抜き出したもの。上4行が試運転、下が本番。

承認は、画面のボタンではなく番号で

棚には、承認のボタンがありません。棚の画面は見るためとコピーするためだけで、公開につながる操作を1つも持っていない。

承認は、AIとのチャットでぼくが番号を言う(「fd1fを承認」)と、それを受けたAIがファイルに書き込む、という形です。遠回りに見えますが、ぼくが承認した記録が、ぼくの言葉として残ります。画面のボタンだと、押し間違いも承認になってしまう。

この日の実測

8月28日8月29日
起動ぼくが手で無人(定時)
内容文字のみ記事の短報(URL入り)
費用0.015ドル0.20ドル
時刻17時20分7時1分
  • 試運転(dry-run): 8月27日から4回(27日の夜に3回、28日の午後に1回。いずれもぼくが手で起動した)
  • 初回の機械投稿: 8月28日 17時20分・文字のみ・0.015ドル
  • 無人での初回: 8月29日 7時1分・URL入り・0.20ドル
  • 定時: 毎朝7時(日本時間)
  • 棚に登録してあった承認済み投稿: 7本(8月28日〜9月3日・毎日1本)
  • 機械に任せた範囲: 承認済みの作り置きのみ。実況・返信・引用は手動

次の話は、動かしたあとの1週間で、棚の決まりが3つ変わった話です。

2026-09-05 更新: 画像4点(流れ図1・画面3)と比較表、記録の抜粋を追加しました。本文の変更はありません。

2026-09-22 更新: リンクの文字から内部の表記を外しました。

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